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ディスプレイ広告でメディアジャックするのも夢じゃない

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電車の中吊り広告をはじめ、駅構内、各種施設、媒体などと広告主が独占的に契約し横断的に宣伝することを目的としたメディアジャックと呼ばれる手法があります。一社だけの広告で埋め尽くされるため相当なインパクトがありますね。商品PR、認知度向上、ブランディングなどを目的として実施すれば大きな効果を得られます。皆さんもこれまでの生活の中で何度も目にされたことがあるでしょう。

交通広告でのメディアジャックは一般的になりましたが、インターネット広告では見かけることがほとんどありません。Yahoo!のプレミアム広告にはそれに近いプランがありますが、高額の予算をかけられない企業にとっては手を出すのが難しい手法と言えるでしょう。

最近では少額の予算で配信できるリスティング広告ディスプレイ広告(YDN/GDN)を利用する企業が多くなりました。このような企業にもメディアジャックの効果に近い訴求がネットユーザーに対して行えると、これまで以上に大きな効果を得られると思います。

現状、GDNにはポートレート(300×1050)と呼ばれる占有面積の大きなサイズが用意されていますが、それでもメディアジャックと呼べるほどのインパクトはまだありません。

【関連記事】ディスプレイ広告の画像サイズについて

まるでメディアジャック(サイトジャック)している

ディスプレイ広告はサイト内の広告枠ごとに入札される仕組みですので、いくつ掲載されるか、どの位置に掲載されるかは広告主側は制御できません。そのためバナーが2つ以上つながる(2個で1個に見える)前提ではデザインできません。ただ、トーンを揃えることで関連性があるようには見せることができますね。

【関連記事】YDNやGDNの平均掲載順位について

先日、サイト内のディスプレイ広告がほぼ一社で埋め尽くされているページを見かけました。数えてみると、1..2..3..   なんと合計7個も広告が表示されていました。私がこれまで見てきた1ページあたりの表示数としては最大です。これはメディアジャックというよりもサイトジャックと呼ぶほうがイメージが近いでしょうか。

広告主は楽天モバイルでした。恐らく膨大な予算を投入して高額なクリック単価を設定しているのだと思います。各バナーのトーンが共通ですので同じ広告主だと気付きやすいのも特徴的ですね。

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ページ内のレイアウトにもよりますが、上記サイトの例であれば⑤⑥⑦の横3連については、かなりのインパクトがありますよね。

広告枠もYDNとGDNで違うこともありますのでシステムがどう判断できるのかは少し横に置いておいて、このような横に並ぶ広告レイアウトになっているページに対し、3枚のイメージ広告をつなげたデザインが掲載できればインパクトも効果も大きいと思います。

ただし、左カラムと右カラムの位置を合わせるのはコンテンツ的に難しいと思いますので、3つ以上をつなげるのは難しいとは思いますが、2つであれば現実的な話だと思います。

【関連記事】YDNとGDNの違いとは?

最後に

今回、見かけたサイトでは同じ広告主のバナーがほぼ横一列で3つ並んでいたのでかなり目を引きました。1個ずつ表示されるイメージ広告の場合は意識して見ないのですが、今回はさすがに「何だこの広告は」と気になりました。まさに広告主の戦略通りに動かされたユーザーの一人です。

最近ではブログやポータルサイトにイメージ広告が表示されることはごく一般的なことになっていますので、閲覧するユーザー側も広告を認識し、無視する習慣が身についていると思います。

【関連記事】PPC広告の代理店として独立するのは大変だと思う理由

そのような状況の中で、いかにユーザーの興味を引き寄せられるかが今後のディスプレイ広告の課題になりそうな気がします。


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