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リマーケティング広告とは

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ディスプレイ広告のターゲティングには、リマーケティング(GDN)、リターゲティング(YDN)という配信タイプがあり、過去に自社サイトを閲覧したユーザーに限定して広告を配信できるようになります

一般的には自社サイトを過去の一定期間中に訪問したユーザーに対して配信することが多いです。
このリマーケティングのメリットとして、自社に興味のある(あった)ユーザーに限定して広告配信できるため、全く興味のないユーザーに配信するのに比べ、効果が高い傾向があることです。

気付かないうちにリマーケティング広告を見ている

皆さんもWebサイトを閲覧していて、あるサイトを見てからそれ以降そのサイトの広告が頻繁に表示されるという経験をされたことないでしょうか?それはまさにリマーケティング広告を見ているかもしれません。

普段よく検索するワードや訪問するサイトを配信基準として設定されている場合も、同じサイトの広告はよく見かけることがあります。ユーザーの視点から別に見分ける必要はないのですが、一応の知識として、たまたま通販で購入したサイトやリンクを経由して訪問したサイトの広告が、ある時点から頻繁に見かけるようになればそれはリマーケティング広告と思ってもよいかもしれません。

配信リストへの蓄積期間

リマーケティングは、管理画面の設定で、過去30日、60日など期間を任意で指定することができますので、広告主によって配信リストにユーザーを蓄積している期間は異なります。

一般的に、リマーケティングリストに蓄積する期間は、30日前後が効果が高いと言われています。
ただし、お正月やクリスマスなど年に数回のイベント時に広告を配信する商品を取り扱っている場合などは、蓄積期間を1年間として昨年訪問してくれたユーザーを蓄積しておくということも行います。

配信回数を制御する「フリークエンシーキャップ」

リマーケティングにはフリークエンシーキャップという設定があります。
これは同一ユーザーに対して自社広告を表示する回数の上限を設定するものです。
1日に何十回も同じ広告を見ると、「しつこい」「追跡されている」などユーザーに不快な印象を与える可能性がありますので、それを防ぐために意図的に表示を制限するための機能です。
1日、1週間、1ヶ月などの単位で設定ができます。

関連記事:フリークエンシーキャップの設定が向いているのはテキストかイメージ広告か?

リマーケティング(GDN)の準備

Googleアドワーズのディスプレイネットワークで、リマーケティングを行う場合、思い立ったその日に掲載スタートというわけにはいきません。

検索ネットワークやディスプレイネットワークの一般的な設定タイプと異なり、事前に対象となるユーザーを蓄積しておく必要があります。

事前にユーザーリストを作成しておく

このリマーケティングの対象ユーザーの蓄積方法は、

アドワーズ管理画面

「キャンペーン」タブ

左側ナビ下段「共有ライブラリ」

「ユーザーリスト」

「≫表示」

から設定を行います。

ここで「+リマーケティング リスト」をクリックして、対象ユーザーの設定を行います。

ですので、今回のポイントは、リマーケティングは事前に設定を行わないと配信できないものということをご理解いただければと思います。

クライアントや上司から依頼されて、くれぐれも設定もせずに「では明日からやります」となりませんようにご注意くださいね。

※具体的なリマーケティングリストの作成手順は、また今後の記事にてご紹介しようと思います。

 リターゲティング(YDN)の準備

Yahooディスプレイアドネットワーク(YDN)のリターゲティングも考え方は同じです。

こちらも事前に対象となるユーザーを溜めておく必要があります。

対象とするユーザーを事前に蓄積しておく

リスティング広告のようにすべてのユーザーが対象ではなく、限られたユーザーのみに配信する、つまり、その限られたユーザーの条件は自分で設定/管理しないと始められないということですね。

設置の箇所は下記の通りです。

Yahoo管理画面

「YDN」タブ

「ツール▽」の「▽」部分をクリック

「ターゲットリスト管理」

から行います。

同ページ内の「+ターゲットリスト追加▼」より、条件を決めて設定します。

※リスト設定の方法については今後の記事でご紹介しようと思います。

私自身、クライアントから依頼を受けた際に「すぐに配信できるもの」と誤って認識していましたので、ご存知でなかった方はぜひ知っておいてくださいね。

最後に

リマーケティングはディスプレイ広告を配信する上で、必須の配信タイプと言っても過言ではないと思います。
実際に配信して、リマーケティング以外の配信タイプの結果と比較すると、やはり効果が高いことが多いです。
これからディスプレイ広告の配信を考えられている方は、ぜひ利用していただきたい配信タイプですね。

 


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