YDNやGDNの配信先URLレポートをチェックすると、各配信先ごとのCPCが分かります。
CPCとは Cost Per Click の略で、クリック1回あたりの料金のことです。
リスティング広告では数十円~数百円が一般的ですね。
このディスプレイ広告のクリック単価ですが、配信サイトごとにかなりの差が出ます。
自動入札で設定していると数百円以上、異なる場合も多いです。
YDNではYahoo関連サイトと大手サイトがCPC上位を占める傾向
今回はYDNを例に検証してみました。
業種によって傾向が異なるかもしれませんが、概ね同じような傾向だと思います。
まず、入札単価の上限付近までCPCが上がるのは、Yahoo関連のサイトが多いです。
YahooニュースやYahooテレビ、Yahooトラベルなどです。
つまり「~.yahoo.co.jp」系のサイトですね。
これ以外にも、大手サイトでの掲載はCPCが上がる傾向があるように思います。
考えてみれば当然で、こういったサイトは配信拒否にされている場合は少ないでしょうから、競合が多くなり、必然的に上限単価を高く設定している広告主が優先されますので、CPCは上がります。
逆にCPCがかなり安いサイトのドメインを見てみると、やはり個人ブログやマイナーサイトが多いように思います。
これは広告主が配信拒否と設定している可能性があると思います。
よって、競合が少ないため、安い単価で広告表示できているということだと思います。
同じ上限単価を設定していても、数百円で課金されるサイトもあれば、たった数円で済むサイトもあります。
もちろん単に安ければ良いというものでありませんので、CPAがどの程度かを把握した上での判断は必要だと思います。
CPCが安くなるのはブログ運営者には脅威
これは余談ですが、逆にブログ運用している側(私も含めですが)、自分のブログに設置しているディスプレイ広告もまさにこの法則にあてはまってしまうのは、なんとも複雑な気分です。
「このサイトは配信しても効果低そうだから配信停止しよう」と広告主さんに思われると、結果的に配信する広告数が少なくなり、CPCは安くなり続けるということになりますもんね(苦笑)
最後に
話は戻りますが、よって配信先URLレポートをチェックする場合は、極端にCPCが安いサイトは要チェックです。
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競合がいなくてCPCが安くなっている可能性も否定できませんので、自社ブランドが広告配信するサイトとしてふさわしいかどうか、定期的にチェックされるほうが良いでしょう。
繰り返しになりますが、CPCが安いのが良くないという意味ではありません。
CPCが安く、CPAのコストが安く抑えられている場合は、非常に良い傾向の場合もあります。
いずれにしても、CPCは非常に重要な指標ですので、定期的にチェックして有益なコスト配分を目指しましょう。